パイプ溶接を高速に、低歪みで!
2026年9月11日
ファナック株式会社
ファナックは、多品種少量生産の溶接現場の自動化を推進しています。金属材料を溶接する技術は、アーク溶接、TIG溶接、超音波溶接など様々な種類があります。レーザ溶接は、高強度の光をレンズで集光して金属に照射し、局部的に金属を溶かして接合する技術です。
レーザ溶接機は、1)低入熱・低歪みの溶接が可能、2)溶接品質出しが容易、3)重ね溶接が可能などのメットがあり、作業者が手持ちのトーチを操作してレーザ溶接するタイプの手動レーザ溶接機の導入が製造現場に広がっています。ファナックでは省人化、および高品質溶接を行うため、手動レーザ溶接機と協働ロボットCRXを組み合わせた自動化システムを構築しました。
多品種・少量生産溶接現場の課題
一般的に溶接現場においては下記の課題があります。
- 自動化の専門知識を持った人員の確保が難しい
- 多品種少量生産の溶接工程では歪み取り、焼け取りなど溶接後にも時間が多く掛かる
- 人手工程が多かった現場における自動化に対する安全の確保
CRXパイプレーザ溶接システム
誰でも簡単に使える
- タブレットを用いたレーザ専用アイコン
→ タブレット上にアイコンを並べるだけでプログラムを作成可能 - 初めての方でも使える様々な操作方法
→ ロボットアームを直接手で動かして、直感的にロボット操作が可能
→ タブレット上の画面でダイヤル回転させることで微調も自由自在
溶接品質の向上による工程短縮
- 安全、かつ歪みの少ない高品質溶接
→ レーザ溶接トーチを安全な下向きに固定
→ ロボットの速度を変え、固定したトーチに対してパイプを一定速度で回転させて安定した溶接を実現
→ ロボットが加減速しても、加減速に連動させてレーザ出力を自動調整 - 焼け取り工程の自動化
→ 同じレーザを用い、溶接後レーザの出力制御し焼け取りまで一括完了
ロボットに不慣れな人でも安全に使える
- 接触停止(人がロボットに触れたり、ロボットが人に触れたら、ロボットが安全に止まる機能)
→ ロボットが止まるとレーザも停止 - プログラムの記載間違い(終わりの無いプログラムなど)への自動対応
→ 不完全プログラムの場合、アラーム停止
今回の国際ウエルディングショーでは、ポジショナでは対応ができないパイプ溶接の自動化提案をします。ロボット動作、溶接されたパイプサンプルをご確認ください。

CRXパイプレーザ溶接システム